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「作業を助けてくれるはずのツールを使うために余計時間を無駄にしている…?!」今こそ学びたいPower Query

皆さんこんにちは。

本日も、私たちから「日々の学びをちょっと面白くするヒント」として、Udemyの講座を制作されている講師の方々の想いや、講座制作の裏側に迫る「コンテンツ制作日誌」をお届けいたします。

第四回のコンテンツ制作日誌は、Power BI関連の5冊の書籍の著者であり、Udemy講師としても活躍中の鈴木ひであきさんです。

鈴木さんは、大学卒業後に渡米され、ロサンゼルスに本社に置くSolver Incでエンジニアとして10年以上にわたり勤務。仕事をしながら大学院にも通われ、コンピューターサイエンス専攻として修士課程を修了されました。帰国後は、家業を継ぐか迷われつつも、最終的には株式会社HSNを立ち上げ、Power BIを専門としたプロジェクトやトレーニングなど、さまざまな活動に取り組まれているそう。

学びと実践を繰り返すストイックさと、日米を行き来するユニークなキャリアをお持ちの鈴木さんに、改めてPower BIを学ぶメリットや、学び方のコツについて伺ってみました。

鈴木 ひであき
・立命館大学経済学部卒業
・カリフォルニア大学リバーサイド校理工学部数学科卒業
・カリフォルニア州立大学大学院フラトン校コンピューターサイエンス専攻修士課程修了

2004年〜2015年 LAにあるSolver IncでBI関連の仕事に従事。SQL Serverを使ってBI,DWHを専門とするSEとして10年以上Comcastや LA Dodgers等を顧客としたプロジェクトをこなす。帰国後、Power BIを使い始め、関連の書籍を自ら執筆。平行して日本企業でのPBI関連のプロジェクトやレポート作成、トレーニングマニュアルの作成、指導にあたる。延べ500人以上にPBIのトレーニングを提供した実績がある。
1974年生まれ 愛知県出身 東京都在住

5年前当時日本語のリソースがなく苦労した経験が、今の自分をつくっている

ーーそもそも、鈴木さんがこれらのスキルを教えることになったきっかけは何だったのでしょうか?

私は、2017年からPower BI、そしてPower Queryを使い始めたのですが、当
時は日本語のリソースがほとんどなく苦労したんですよね。

なので、これまで自分が学んだことを広く共有することによって、現在同じような境遇にある他のユーザーの方のお役にたてればと思ったのが、教える側になったきっかけです。おかげさまで書籍は5冊、Power BIのトレーニングは延べ500人以上の方に受講いただきました。

ーー鈴木さんが扱うUdemy講座の内容について教えていただけますか?

私の専門はPower BIになりますが、Udemyでは今2つのコースを提供しています。

まず最初にリリースしたコースは、Excelとpower BIユーザーに向けた、Power Queryの使い方を説明するコースです。

このコースは、初心者から一歩抜け出して、応用的な知識を身に着けたいユーザーに向けた内容となっています。実際、Power Queryの使い方に関しては初心者向けのコースや書籍は既に結構あるんですよね。なので、この講座では、その先の応用を学べる内容にしました。

もうひとつ、Power BIのレポート作成に特化したものを最近リリースしました。DAXの基礎から全体像までを解説しているので、これを見れば、ぐっとレポート作成のハードルが下がると思います。

ーー講座を作る過程で工夫されたところを教えてください。

「ここをクリックすればこうなる」というような単純な説明にとどまらず、各操作がどのように処理されているのかといった「面」を詳しく説明しています。上辺だけの理解にとどまらず、「なぜそうなっているか」が分かると、応用できる範囲がぐんと広がるんですよ。

今、現時点で操作が上手くいくことだけではなく、将来的にもエラーが出にくい操作方法を解説するように工夫しました。

「学んで使って」の繰り返しがステップアップにつながる

ーーPower Queryを学ぶ上でのコツはありますか?

これは、私のPower Queryの講座の使い方、というほうが正しいかもしれませんが、次のようなステップで使っていただくと良いと思います。

①はじめに、初級者向けのコースを受講する
②その後、とりあえず実際にPower Queryを使ってみる
③ある程度基礎的な知識が身についたあとで、このコースを受講する

まずは、初級者向けのコースで基礎を固めた後、とりあえず実際にツールを触ってみるのが良いかと思います。ある程度基礎的な知識が身についたなと思ったら、私のコースを受けていただく「絶好のタイミング」です!

ツールを使う中で湧いてきた数々の疑問点や、「この場合にはどうすればよいのか?」のような質問が解決できると思います。

ちなみに、ひとつだけ先にアドバイスするとしたら、Power Queryを使って行う各操作は「M言語」と呼ばれる言語に翻訳されて各ステップが処理されるんですが、その部分を毛嫌いせずに勉強すると理解が深まると思います。

自信をもって「Power Queryを使える」と言えることは武器になる

ーー改めて、「今」Power Queryについて学ぶ意味とは何でしょうか?

Power Queryを使用するユーザーは今、右肩上がりで増えています。今までVBAで行ってきた作業をPower Queryで置き換えるユーザーや会社は今後もっと増え続けると思うんですね。

一方で、まだPower Queryを自信を持って「使える」と言えるユーザーは少ないと感じています。だからこそ、Power Queryの応用的な知識が増えることで、スキルを活かしたキャリアアップにもつながるのではないでしょうか。

ーー鈴木さんにとって「学び」とは何ですか?

「新たに学び続けること」ですね。SEという仕事柄、情報のアップデートも多く、絶えず新しいことを勉強する必要があるなと感じています。

けれど、新しいことを学ぶことによって、今まで時間や手間がかかっていた作業を簡略化する方法を見つけた時などはすごく嬉しいですね。

ーーPower Queryの情報収集、学習法としておすすめのものはありますか?

宣伝っぽくなりますが(笑)、Power BI関連でいくつか著書を持っていますので、ぜひ紹介させてください。

  • DAXの基礎が確実に身につく Power BI用

  • Power Query 完全ガイド M言語も解説 Excel, Power BI用

  • DAXを使いこなすための完全ガイド

  • Power BI を最大限に活用する データモデリング

  • Power BI 初級編 

今回のUdemy講座と一緒に学んでいただくとしたら下記が良いかと思います。

ーー最後に、受講生の方へメッセージをお願いします!

知識不足のままPower Queryを使用していると、作業を助けてくれるはずのツールを使うために余計時間を無駄にしてしまう、という本末転倒な結果にもなりかねません。

逆に、Power Queryの知識が増えるとPower BIやExcelで行える作業が効率化でき、時間も労力も節約でき、その分本業に集中することができますよね?

つまり!「学ぶなら早いうちに学んだほうが良い」ということです(笑)

今後も需要が増える一方のPower Queryの知識アップを目指して、一緒に頑張っていきましょう!

ーーありがとうございました。

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