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今注目の「LangChain」。新たなスキルを習得して仕事につなげよう!

皆さんこんにちは。

本日も、私たちから「日々の学びをちょっと面白くするヒント」として、Udemyの講座を制作されている講師の方々の想いや、講座制作の裏側に迫る「コンテンツ制作日誌」をお届けいたします。

第24回のコンテンツ制作日誌は、AWS、Linux、Terraform、JavaScriptなどの幅広いスキルをテーマに講座を制作されているUdemy講師のしま (大嶋勇樹)さんです。現在公開されている人気講座『LangChainによる大規模言語モデル(LLM)アプリケーション開発入門―GPTを使ったチャットボットの実装まで』を中心に、スキルを習得するためのコツなどを伺いました!

しま (大嶋勇樹)さん
ソフトウェアエンジニア。IT企業からフリーランスエンジニアを経て会社を設立。
現在はエンジニアのスキルアップをテーマに、勉強会の開催や教材作成の活動を実施。オンラインコースUdemyではベストセラー講座多数。
AWSやDocker/Kubernetes、サーバレス技術などを扱う「野生」のクラウドネイティブ人材。勉強会コミュニティStudyCo運営。
著書に『ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門』がある。
Xアカウント:https://twitter.com/oshima_123


今注目のLangChainについて、実践しながら学べる講座を制作

ーーまず最初に、Udemy講師になった経緯を教えていただけますか?

もともとは都内のIT企業に勤務しており、その後フリーランスでエンジニアとして働いていました。そして現在はエンジニアのスキルアップをサポートするために、勉強会を開催したり教材を作ったりしていますが、Udemyでもまとまった形式の教材を作って多くの人に見てもらえたらいいなと思い、講座制作を始めました。

知人とよく勉強会を開催していたのですが、自分たちが持っているナレッジをその場だけで終わらせてしまうのはもったいないなと思って、オンライン勉強会やUdemyなど、オンラインで多くの方に見てもらえる教材も作るようになったんです。

ーー今回メインでお話を伺う「LangChain」の講座について、このテーマを取り上げようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

まだLangChainが登場して半年くらいだった今年の4月に、「LangChain入門」というテーマで勉強会を開催したところ、数百名という方に参加いただけたのです。すごく注目されているテーマだと実感し、改めてその勉強会の内容やプラスアルファの内容を講座としてまとめたいと思いました。

ーーこの講座を通して受講生に身に付けてほしいスキルを教えてください。

今ChatGPTが注目されていますが、そういった生成AIを自社のシステムなどに組み込む際に使えるフレームワークがLangChainです。LangChainを学んでおくと、ChatGPTのような大規模言語モデルを自社のシステムやサービスにどのように組み込めばいいのかを理解できます。

ーーどんな受講生に向けて作られた講座ですか?

社内でシステムを開発している方や、ITエンジニアの方向けに制作しました。たとえば、自社で社員が利用できる、社内文書について教えてくれるようなChatBotを作る方法などを学ぶのにいいテーマだと思います。

あと、AI系の話はその分野の専門知識がないと難しいのではと思っている方もいるのではないでしょうか。この講座はそんなことはなく、いわゆるプログラミングの経験があればキャッチアップできる内容なので、ぜひ幅広い方に受講いただければいいなと思います。

――今回の講座を作成する上で工夫された点を教えてください。

座学的に聞いているだけじゃなく、自分で手を動かしながら学べるように構成しました。また、前提知識からできるだけ丁寧に説明して、プログラミングの経験が少ない方でも学べるようにしています。

LangChainのスキルを習得するカギは、基礎となるPythonの学習

――LangChainを学ぶコツを3つ教えてください。

どの技術でもいえることではあると思いますが、この3つを念頭においてぜひ勉強してみてください。

①自分で手を動かしてみる
頭では理解していると思っていても、実際に手を動かしてみると理解していないことに気付くこともあります。

②自分なりにやってみる
講座を受けて最初のステップとして、講座での指示通り実践してみるのは大事ですが、その後は自分なりに違うことをやってみたり、講座を受けて出来上がったものに少し手を加えてみたりすると、よりスキルが身につきやすいはずです。

③基礎知識を強化する
プログラミングの経験が少ない方でも、今注目のLangChainに挑戦したい方もいると思います。そんなときは、いきなりLangChainから学び始めるのではなく、まずはPythonを勉強してみるのがいいと思います。勉強につまずいてしまう原因は前提知識不足であることがよくあるので、基礎を拡充することが大切です。

ーーなるほど。LangChainを未経験から学ぶ場合は、基礎としてPythonを学んでおくといいのですね!

経験がない方でも、講座のなかでの指示通りやればできるかもしれませんが、Pythonを学んでおくと講座の通りだけでなく自分でカスタマイズすることに挑戦できると思います。

できればPython入門書にある内容、たとえば変数、関数、forなどを理解しておくといいと思います。入門書やUdemyのPython入門講座など、なにか1つやっておくのがおすすめです。

Pythonの入門を学んだ上で受講してもらえると一番いいとは思うのですが、Pythonを学んでどのように活用できるのかがわからないと、勉強していても楽しくないかもしれません。その場合は試しにLangChainの講座を受講し、ハンズオンでアプリを動かしてみてから、基礎に戻ってPythonを勉強する、という順序でもいいと思います。

ちなみに、ほかの言語の経験はあるがPythonは初めてという方には、ステップアップの内容ですがPythonをサクっと学べるこちらの講座がおすすめです。

ーーLangChainを学ぶ上で挫折しがちなポイントとは?

LangChainに限らずプログラミング分野の勉強は、どうしてもエラーが出てしまいます。エラーが出たときにそこで諦めてしまわずに、調べてみたり、AIに解決方法を聞いてみたり、少し挑戦してみることが大事だと思います。
私自身がそうだったように、エラーが怖いと思う方は多いと思いますが、もうちょっとだけ頑張ってみてほしいです!

ーー初心者から中級者へステップアップするコツは?

とにかく、「自分なりにやってみること」が大切だと思います。自分なりにやってみると、思ったより講座で学んだ内容が理解できていないと気付くことがあると思います。そこで改めて講座を見直すことで、より理解が深まるはずです。

自分も苦労したエンジニアとしてのステップアップ過程をサポートしたい

ーーしまさんにとって学びとは?

学ぶことは面白いし、楽しいことだと思っています。
知らないことを知って「そうだったのか」と、今まで出来なかったことが出来るようになることが楽しいですね。

ITの分野だと、学んだものをすぐに作ってみたり、実際にアプリなどを動かしたりと、仕事でも個人的にでも気軽に「作ってみる」ということができて、実際の仕事に繋がることも多くあるので楽しさを感じます。

ーーエンジニアの方をサポートする活動に取り組むようになった背景は?

最初に入社した会社の研修が非常に手厚く、「かなりスキルがついたな」と思っていたのですが、入社して1〜2年は全然活躍できずわからないことだらけでした。

とくに、そんなエンジニアになりたてくらいの方に向けて、より早くステップアップできるように勉強会を開催しています。自分が苦労した時期をもっとスピーディーに乗り越えてほしいと思い、活動を始めました。

ーーさいごに、受講生の方へのメッセ―ジをお願いします!

Udemyではさまざまな講座を出しているので、ぜひ受講お願いします。プログラミング分野の勉強は行き詰まってしまうことが多いと思います。そんなときは、Q&Aからの質問をお待ちしています。勉強するときに不安になりやすいエラーのサポートもできるかと思うので、ぜひ講座を手にとっていただけると嬉しいです。

またLangChainの講座では、ときどき最新情報もアップデートとして追加しています!

▽執筆された書籍のご紹介

今話題になっているChatGPTなどの大規模言語モデルを使ったアプリケーション開発について、すでに仕事で関わり始めている方、興味を持っている方が、知っておくべきことを一通りスムーズに学べるようになっているので、ぜひ読んでみてください。
普段の仕事が忙しくて勉強の時間がなかなかとれない方にも、体系的に学べて最新情報をキャッチアップできるのでおすすめです。

▽しまさんの他の人気講座(※一部)


執筆担当のひと言

ご自身が新米エンジニアだった頃に苦労した成長過程をよりスムーズにするために、エンジニアの方をサポートしたいという想いがとても印象的でした。講座の内容も、なるべくプログラミングの経験が少ない方でも学べるように、丁寧な説明や実践できる点などを工夫されています。

また、Q&Aも積極的に回答してくださるとのことで、とにかく受講生が挫折しないように、学習を継続できるように考えてくださっているのだなと感じました!これからLangChainに挑戦してみようと思っている方は、ぜひ受講してみてくださいね。


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