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Udemyで学んで、未経験から「好きな仕事」を「在宅で」できるようになったワーママの 話

この記事は、note 社提供サービス「note Brand Story」により、講談社とのコラボ企画として制作。講談社が主催した対談をもとに執筆しています。

女性の社会進出が進む一方 、コロナ禍で自分の仕事やワークライフバランスを見つめ直し、働き方を変えたいと考える人が増えています。今回、オンライン学習プラットフォーム「Udemy」での学びを生かし、フリーランスとして仕事を始めたという竹原めぐみさんとことのは舎さんに、共働き with 編集⻑の岡本が話を伺いました。

お話を伺った方

竹原めぐみさん
北海道大学水産学部、同大学院修了。東京で食品メーカーの商品開発を経て、家庭の事情で地元札幌に戻り、パートで研究職の技術補助員に。コロナ禍で子育てをしながら在宅で働くことを目標に、Adobe Creative Cloudを契約。半年間で10件以上の案件を獲得し、パートを辞めてフリーランスの活動一本に。超初心者の頃から動画編集、デザインで稼ぐために行ってきたことをまとめたUdemy講座を2022年3月にリリース。
ことのは舎さん
6歳と2歳の2人の子育てをしながら、フリーランスで活動する高知在住ライター。人事・自己啓発・コミュニケーション分野など、ビジネス系の記事作成を得意とし、「言葉で人と人のご縁をつなぐ」存在になることを目指している。2022年はライターとしての活動の幅を広げるとともに、イベント主催や講演などにも挑戦の意欲を燃やす。
インタビュアー  岡本朋子
1999年講談社入社。コミック誌、ファッション誌を経て、「ViVi」副編集長、「with」副編集長を歴任し、2017年「with online」編集長に就任。2021年7月 姉妹サイト「共働きwith」をローンチ。同編集長を兼任。2022年より「共働きwith」編集長専任。プライベートでは小学2年生と6年生の2児の母。

仕事と子育てを両立したい、けれどなかなか難しいという現実

【参考】ベネッセ調査データ  ※2022年6月ベネッセ実施
「社会人の学習に関するアンケート 調 査」(リサーチ会社のパネルを使ったインターネット調査サンプルサイズ:840 ※子どもを持つ20〜40代の女性)

岡本 ベネッセの調査データによると、70.9%の母親(子どもを持つ20~40代の女性)が「ワークライフバランスを重視した働き方をしたい」と回答したそうです。私も共働きwithの読者からよく話を伺うのですが、「育児や家事と仕事の両立」に悩んでいる人 がとても多いんですね。お二人の場合はいかがでしたか?

竹原さん 子どもが生まれてからは家庭の事情もあって、会社員からパートに変えて働いていたんですが、それでも日々時間に追われるような生活だったので、在宅でできる仕事を探していました。

ことのは舎さん 私は子どもが2人いて、1人目のときはフルタイムで復帰をしたんです。 2人目が生まれたときはさすがに大変だったので、時短に変更して働くことに。早く帰宅できる一方、仕事が終わらないことも多く、家に持ち帰っていましたね 。

竹原さん 時短とはいえ仕事量はほぼ変わらないのが現実で、子どもとゆっくり向き合う時間もなかなか取れない。子どもがいると急に休むことがあるというリスクゆえに、責任のある仕事を任せてもらえないのも辛かったです。

ことのは舎さん 子どもが体調を崩しやすかったので、私もたびたび仕事を休んだり、抜けさせてもらったりしていたんです。職場の人はすごく理解があって「今の時期だけだよ」と励ましてくれましたが、申し訳ないという罪悪感は常にありました。

働き方を変えるためには、学んで自分をアップデート!

「独立」という壁を越えて、未経験の仕事に挑戦したきっかけとは?

岡本 そこで働き方を変えるために、竹原さんは「動画クリエイター」として、ことのは舎さんは「Webライター」として独立することを視野に入れて、学び始めたんですよね。そもそも、未経験から今の仕事を目指されたきっかけは何だったのでしょうか。

ことのは舎さん 転職を考えたとき、子どもの頃からの〝文章を書くことを仕事にする”という夢をふと思い出したんです。これが最後のチャンスかもしれないという気持ちは大きなモチベーションになりましたね。

竹原さん 私は会社員時代、パワーポイントを使った資料作成が得意だったので、会社員時代のスキルに新しいスキルをプラスして何か仕事にできないかなと考えたのが、動画クリエイターを目指したきっかけです。動画を選んだ理由として、単価が高くて稼げそうだったというのもありますが(笑)。実際に未経験から動画クリエイターになってみて感じることは、「未経験」でも、これまで学んだスキルの寄せ集めと新しい学びで十分目指せるということです。

「学び」と家事・育児・仕事の両立。どうすればいい?

岡本 コロナ禍では継続した学習や、新しい何かを学びたいという人が増えているといいます。ワーママでありながら、どうやって学びと両立したのでしょう。

竹原さん どっぷりハマっていたアニメ鑑賞や漫画をやめました(笑)! あとは早起きしたり、休日は夫と子どもだけで実家に帰ってもらったりして、なんとか一人の時間を捻出しました。趣味の時間を返上したものの動画編集は元々好きな分野だったので、講座を受けるほどに興味が湧くんです。〝推し”の講師を見つけるのもおすすめですよ。学ぶのが楽しくなります。

ことのは舎さん Udemyは洗濯物をたたんでいる時間や、料理の下ごしらえ中など、家事や子育てをしながらでも講座を見ることができました。すきま時間を活用できたことも、学び続けられた理由かもしれません。

竹原さん 全体では何時間もある講座も、10分程度の短い動画にまとめられているので、家事や歯磨きをしながらUdemyを流して耳だけで受講することもできるし、気になったらまた見返すこともできるんです。講座で覚えたことはすぐに実践してYouTubeやTwitterで公開していたので、他の受講者に褒めてもらえたり、SNSを使って拡散されたりすると、学びたい気持ちが加速しましたね。

岡本 家事や育児の合間に学ばれていたとのことですが、独立を目指してどういった講座を受講されていたのでしょうか。

ことのは舎さん Udemyには独り立ちするために必要な情報が揃っているので、初心者向けのライティング講座から、Webマーケティングや営業用のポートフォリオ作成のアドバイス講座まで、ひと通り受講しました。上司も同僚もいない状況で、誰に聞けばいいのかわからないことを教えてもらえました。

ことのは舎さんピックアップ講座:

竹原さん 映像編集ソフトであるAdobe After Effectsに関するUdemyの講座は、全部といっていいほど受講しました。私の場合は、書籍よりも動画のほうが効率よく学べ、スキルがどんどん身に付いていると実感できたんです。

竹原さんピックアップ講座:

フリーランスとして独立するために、Udemyと並行してやっていたこと

岡本 楽しく学べるとはいえ、それがすぐ仕事になるわけではないですよね。Udemyで学ぶ以外にされていたことはありますか?

竹原さん フリーランスの先輩からアドバイスをもらえる 「MENTA」というサービスで、 今後どういった仕事を受注していきたいのかといった方向性を相談したり、実際の仕事事情を聞いたりしていました。

ことのは舎さん 私は本で勉強することも好きだったので、Webライティング関係の本を読んでいました。あとは、フリーランスの働き方に関して情報収集できそうなセミナーに、多いときは2週間に1度くらい参加 していました。 何かを学ぶたびに、 図や写真などを使ってまとめたものを SNSで発信していたんですが、それが後の仕事につながったこともあります。発信することは、情報を共有するだけではなく営業ツールにもなるんですよね。

フリーランスという働き方のメリット、デメリット

岡本 お二人とも会社員経験があるからこそ、フリーランスとして働くこととの違いを感じることがあると思います。

竹原さん 作りたいものを作れたり、発信したことが収益につながったり、フリーランスとして働くことで充実感を得られる一方 、会社員は会社に守られているし、自分も守られていたんだなと改めて思いました。フリーランスはお金を払っても上司を作ることはできないし、失敗したときに守ってくれる会社もありませんから。だからこそ、自分の名前一つで仕事をすることに誇りを持っています。

▼竹原さんが制作した動画

ことのは舎さん そうなんですよね。会社にいるとチャンスをもらえることがありますが、フリーランスになると、そのチャンスも自分で作り出すほかありません。会社のチームのように、苦手なことを補い合うこともないため、突破口を自分で見つけなければならない難しさもあります。 ただ、仕事におけるすべての時間配分を自分で管理できるのは、子どもの成長を見守る時間を増やしたい私にとって何よりも大きいメリットですね。

▼ことのは舎さんが執筆したインタビュー記事

苦労したファーストステップを経て 、好きな仕事でオファーをもらうようになるまで

岡本  フリーランスとして働くには、学んだことを仕事にするファーストステップが重要だと思うのですが、お二人はどのようにしてスタートされたのでしょう。

竹原さん 0から1にするのがすごく大変で。私は「ランサーズ」というクラウドソーシングの仕事依頼サイトに登録し、「案件ゼロから3件目限定」コンペに参加していました。参加するだけで1000円もらえたりするんですよ。初めて報酬を頂いた仕事は、あるイラストレーターの方が描いたWebサイト上の画像にアニメーションを付けて動かすことでした。実は、知り合いが描いたイラストを動画にしてTwitterに投稿したことがあるのですが、その投稿をイラストレーターの方が見てオファーを頂けたんです。

▼初めて受けた動画(モーションロゴ)の仕事

ことのは舎さん 私の初仕事の報酬は確か500円だったと思います(笑)。お仕事を頂くには実績が重要で、実績がゼロだと上級者が取るような仕事はなかなか獲得できません。そこで、まずは初心者OKの仕事にひたすら応募し続け、1ヵ月目1000円だった収入が、2ヵ月目には1万5000円、3ヵ月目には3万円超と増えて。もちろん、すべてがスムーズにいったわけではないのですが、方向転換しながらも実績を積み上げ、今では営業活動しなくてもオファーを頂けるようになりました。

これからの時代、「学び続けること」で成長し続けていく

【参考】ベネッセ調査データ ※2022年6月ベネッセ実施
「社会人の学習に関するアンケート調査」(リサーチ会社のパネルを使ったインターネット調査 サンプルサイズ:840 ※子どもを持つ20〜40代の女性)

岡本 8割以上の母親が「学ぶことは人生を豊かにする」と回答しているそうです。Udemyのようなオンライン講座を活用することで子育て中でも手軽に学ぶことができるなら、スキルアップしたり、新しい趣味をはじめたり……、いろんな可能性が広がりますよね。お二人の今後の夢や、女性の働き方のこれからについての考えをお聞かせください。

竹原さん 希望を持って社会に出た女性は多いと思うんです。私も奨学金を借りながら大学院まで行き、社会に期待していた一人でしたが、家庭の事情もあって会社を辞めなくてはならなくなったとき、輝いている女性は運がいいんだろうなと、自分の運のなさを嘆いていました。自分は頑張ってきたつもりなのに環境が応えてくれない。 そんな状況に、拗ねた考えになってしまった時期があるんです。こうして好きなことを学び、自分の力でフリーランスとして働き始めてからは、同じように頑張っている仲間もできて、気持ちも前向きになったと感じます。

ことのは舎さん 何かを学ぶということは、少しずつでも成長していくこと。継続した先には、活躍できる可能性が秘められているのではないでしょうか。だから私はこれからもインプットし続けたいと思います。

岡本 これまでのしがらみや大変さから解放されて、お二人とも生き生きとした表情が印象的です。時代の変化、自分の変化を通して、今感じることはありますか?

竹原さん 今こうして、胸を張れる生き方を見つけられたことに幸せを感じ、これからもそうありたいと思います。時代の先を読んで、カメレオンのように変化できる人間になりたいですね。子どもが私の知らないYouTubeを見ていると、何が面白くて興味を持っているのか知りたくなります。そういった知らないことや新しいことへのアンテナを常に張り続けると同時に、学びも継続していきたいです。

ことのは舎さん オンラインの時代になって、さまざまな垣根がなくなってきたと感じます。学びと働くことがミックスされて、しかも同時にできてしまう時代。ライフスタイルが凄くいい方向に向かっている実感がありますね。

大人になってからの学びが人生を豊かにしてくれる

共働きの家庭が増え、女性の働き方にも選択肢が増えつつある現代。社会や会社の変化を待つよりも、先に自分を変えることを選んだお二人。その変化をもたらしてくれた学びは、楽しくもあり、何よりその人自身を輝かせてくれるものでした。時代の変化とともに自分をアップデートすることは、人生をより豊かなものにしてくれるのかもしれません。

取材・文/石塚真由美


今回取材させていただいたお二人に、未経験からフリーランスで活躍されるまでのステップをさらに詳しく伺いました!

▼竹原さんが動画クリエイターになるまでのラーニングパス

▼ことのは舎さんがWebライターになるまでのラーニングパス

Udemy
Udemyは、米国法人Udemy, Inc.が運営する世界5400万人以上が学ぶオンライン学習プラットフォームです。Udemyは、C to C(Consumer to Consumer)プラットフォームで世界中の「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」をオンラインでつなげます。最新のIT技術からビジネススキルまで幅広いテーマの講座をオンラインで学ぶことができ、世界で7.1万人以上の講師が20.4万本を超える講座を公開しています。隙間時間にPC・スマートフォンなど好きなデバイスからのアクセスが可能で、必要な時に必要なだけ学習を進められます。(株)ベネッセコーポレーションは、一生涯の学びを通して社会と人々の人生が豊かになるよう社会人の学びを支援しており、Udemy社とは日本における独占的業務提携を2015年より行っています。
https://www.udemy.com/


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