「なんか俺、スキル身についているやん」Excelマクロを学んで得た”予想以上のメリット”とは?
こんにちは。Udemy公式noteです。
だんだん暖かくなってきて、新しい季節の到来を感じますね。
新年度になって、気持ち新たに「何かをはじめたい」と感じている方も多いのではないでしょうか?
先日はUdemy創業のストーリーや、日本にUdemyが上陸したきっかけについてお話しさせていただきましたが、今日はUdemy事業に従事するスタッフのリアルな学びについてご紹介させていただきます。
Udemyの人って、実際にUdemyで学んでいるの?
学んだことって、リアルに実務に活かせているの?
東京オフィスに響く関西弁と大きな笑顔が印象的な「Udemy法人事業のエース」Ryoさんに、リアルな現場の学びやUdemy活用法について聞いてみました。
山本 椋祐(株式会社ベネッセコーポレーション 大学社会人事業開発部)
入社時より、株式会社ベネッセコーポレーション大阪支社にて和歌山県および京都府の高校への営業を担当。3年目には社内成功事例発表会にて大阪支社の代表に選出。4年目以降は大学社会人事業部にて、Udemy Business(※1)導入企業のカスタマーサクセスを担当。
※1 Udemyの法人向け事業
事業拡大に現場が追いつかないー。リアルな課題が自分の学びのきっかけ
ーそもそもエクセルを勉強しようと思ったきっかけについて教えてください
今では30人以上のメンバーがいる法人営業チームですが、2年前に僕が異動してきたときは、まだ人数が5名しかいなくて…。一方コロナの影響もあり、Udemyの法人事業である「Udemy Business」の問い合わせは増え続けていたんです。
大きく変化する世の中において、「Udemyが必要であるという実感」「社会に求められている喜び」を感じつつ、まだまだ成長途中のUdemy事業では企業の皆さまのご希望にお応えしきれていないという感覚もありました。
一見すると小さなことかもしれませんが、見積書を1つ作成するのに10~20分はかかるんです。その頃は手作業だったので、金額・契約期間にミスが出てしまうこともあって、僕自身とても課題に感じていたんですよね。
もっと企業の方々とのお打ち合わせや、新しい企画の推進に時間が割きたい。けれど、現場の業務は回っていないという現状。何とか「人為的なミスや見積書作成に取られていた時間を減らせないか」という背景から、Excelのマクロを勉強することになりました。
Ryoさん自身のUdemy初体験は…?直感で選んだExcel講座
ーUdemyで実際に受講した講座を教えていただけますか?
とにかく「見積書が課題だ…!」という認識があったので、Udemyの検索欄で「見積書」と入力して、最初に出てきた講座が「Excel VBA[第2弾](脱・入門編)請求書を1クリックで出力するマクロを作成!文系・非IT職もできるプログラミング」だったんです。
アニメーションを使っているな~と思って、気になったのでこの講座を選びました(笑)
何かもっと立派な理由があったらいいんですけど、でもそうやって手軽に学べるのもUdemyのいいところだったりするのかもしれないです。
ー実際Udemyで学んでみて、どうでしたか?「見積書問題」は改善されましたか?
この講座ではじめて僕自身Udemyを学ぶことになったんですが、視聴をはじめてすぐ「なんやこれ、おもろ!」ってなりました(笑)RPGゲームのレベルを上げるように自分のスキルが上がっていくのが楽しいし、個人的にも「なんか俺、スキル身についているやん」と感じていました(笑)
また、実際に業務に活かせることも多かったので、講座すべては見終わっていないけれど、ある程度理解できたタイミングで、自分で見積書のマクロを組みはじめました。
Udemyの良いところは、講師によって資料をダウンロード出来ることなんですよね。見積書のマクロを作成する際に、講師が作成したマクロのフォーマットをダウンロードして、それをコピペして作成にとりかかっていました。「0から作らなくてもいい、そこからカスタマイズして自分でつくっていけばいいんだ」と分かったことは、僕にとってはすごく大きな気づきでした。
また、Udemyで基礎を学んでいると、ネットで書いてあるコードが理解できるようになっていて、エラーが起きても自分で検索して解決できたり、応用系のコードを探しやすくなったり、気づけばどんどん見積書のバージョンアップが行えるようになっていました。
学んで分かったExcelマクロの「効用」。分かるとほかに応用ができる
ー学んでみたら「予想以上に役立った」体験はありましたか?
あくまで僕の場合、かもしれないですが、最初にExcelのマクロを勉強したことは本当に良かったと思いますね。
理由は大きく2つあるんですが、まず1つはすぐに使えるところ。業務でExcelを使う場面が多いので、何かを効率化したいときは直ぐにマクロを使うことができます。
もう一つは他のプログラミング言語やローコード・ノーコード系ツールの理解が早くなることです。Excelのマクロはシンプルなコードで、「○○のコードを打つと○○」と結果が出るので、これが理解出来れば他のところにも応用していくことができます。
例えば、Power Automateひとつとっても、ロジックの理解が早くできて、自動化する際に直ぐに使えるようになりました。また、Python・SQL・HTMLの理解もスムーズで、それらの言語を使って新しいものを作ることもできました。
僕は、マクロを学んでからできることが沢山増えたんです。これは実体験なので、本当に自信を持って言えますね。営業をしていても自分のエピソードが一番お客さまに響いているような気もしています(笑)
ー逆に、途中で苦戦したことはありましたか?
やっぱり、エラー表示が出たときですかね。何が原因なのかを特定・対処するのにとても苦労しました。Udemyで学んだ範囲のエラーについては、原因を見つけて対処することができたのですが、自分でマクロを作成した際、ネットで検索して見つけたコードをカスタマイズして、そこでエラーが出た場合は原因がわからず、対処方法を理解するのにとても苦戦しました。
ただ、そういうとき、僕は一旦Udemyの講座に立ち戻って「何かヒントがないだろうか」とよく見に行ってたんですね。すべてを解決できたわけではなかったですけど、そこで解決のヒントを見つけるられることもありました。
ーExcelマクロをこれから学ぶ人に伝えたいことはありますか?
これからITスキルを身に付けていきたい人や仕事の効率化を考えている人は、ぜひマクロから学んでいただくことをおすすめします。
最初は理解するのに時間がかかると思いますが、慣れると自分でマクロを組むことができます。また、マクロの考え方自体応用が利くので、スキルの横展開を実現することができます。僕も週2時間程度勉強して、仕事に生かすことができているので、対象問わず皆さんにおすすめしたいですね。
学んだことを業務に活かし、みんなが仕事しやすいと感じる環境を構築したい
ー今後、Ryoさんが学びたいと思っていることはありますか?
法人営業チームは嬉しいことに人数が増え、今度はカスタマーサクセスに関する情報が散乱していて、色々な人から「情報を見つけにくい」とか「整理がしたい」という声が挙がっているんです。
なので「法人営業虎の巻」みたいなサイトを作って、もっとみんなが仕事をしやすい環境を整えられないのかな、と。
そのために今、まさにHTMLとGAS(※2)を学んでいます。この2つを学べばWebサイトを作成することができるんですよね。メンバーの知見や整理された情報を掲載し、検索性を重視した機能を搭載して、メンバーみんなの業務効率化とストレスフリーを実現したいなと!
どうやらこちらもUdemyで学んで実現できるみたいで(笑)ここでも宣言してしまったので、しっかりと学んでいきたいと思います!
僕が学んだことが実際に活かせて、それを見てみんなの業務がスムーズになって、さらに僕の実体験も営業に活きていて…まさか記事になって(笑)
こんな嬉しいことってないですよね。
※2 Google Apps Scriptの略。Googleが開発・提供しているプログラミング言語で、Google Workspace を自動化、統合、拡張できる